スポンサーリンク

アナトミートレインをヨガ指導に生かす

 

まずアナトミートレインとは?

 

アナトミートレインの話をするにあたりまずは著者であるトーマス・マイヤースの話をしなければなりません。
彼はロルフィング、フェルデンクライスといったムーブメントを学んできました。

 

世界各国の臨床施設でマニュアルセラピーを行なってきました。

 

そして、2000年代に著者である『アナトミートレイン』を出版し、世界に知れ渡るようになりました。
現在は団体kinesisを運営、指導をしています。

 

トーマス・マイヤースが研究したアナトミートレインとは筋筋膜経線のことを言います。
筋筋膜経線なんてややこしい言い方を砕いて表現すると筋肉のつながりとなります。

 

解剖学では筋肉を単体として捉え、起始と停止があります。
例えば、上腕二頭筋だったら肩甲骨関節上結節と烏口突起が起始になり、橈骨粗面が停止になります。

 

普通はこのように1つの筋肉として考えます。
なので、上腕二頭筋に何か問題があれば上腕二頭筋に対してアプローチをします。

 

しかし、アナトミートレインは筋肉と筋肉のつながりに対してフォーカスを当てています。
先ほどの上腕二頭筋の問題に関して言えば

 

小胸筋-上腕二頭筋-橈骨骨膜-母指球筋

 

とつながりがあります。
となると上腕二頭筋の問題は例えば、物を運ぶ事が多くて母指を使うことが多かった、そして、運ぶ物自体が大きくて抱えるような持ち方だったなので胸筋を使いすぎていた。
そうなることで小胸筋-上腕二頭筋-橈骨骨膜-母指球筋のラインが機能不全を起こし、結果的に上腕二頭筋に問題が出た考えることができます。

 

そして、上腕二頭筋にアプローチをするのですが、ここでもつながりを意識します。

 

身体にはこのようなアナトミートレインがいくつもラインを作っています。

 

 

ヨガとアナトミートレインの関係

 

トーマス・マイヤースはヨガに関してこのように述べています。

 

多くのヨガセラピーで共通するアーサナのポーズやストレッチは、単一筋、筋肉のグループや結合組織構造に対してのみ働きかけたり、挑戦したりするようにデザインされているのではなくキネティックチェーン全体や『筋筋膜経線』を連動させるようにある
(Myers 2009)

 

このようにアーサナが筋筋膜経線へのアプローチに有効だと言うことを述べています。
そして、太古からあるヨガのアーサナが現代社会の研究で全身に対するアプローチとして効果が認められたことにもなります。
アーサナは多くの筋肉や関節を連動させてつながりを持たせることができます。

 

先ほどの上腕二頭筋では小胸筋や母指球筋とのつながりを意識させることも可能です。

 

この場合、アーサナで言えば東のストレッチ(うえ向きの板のポーズ)が上腕二頭筋のラインをストレッチするのに効果的と言えるでしょう。

 

アーサナでアプローチする時は肩甲帯のポジションや手首の向きを調整するとより効果的に伸ばすことができます。
もちろん他のラインにも適したアーサナがあります。

 

それはまた別カテゴリーで解説するとして今回はこの辺で終了したいと思います。

 

 

 

奥が深いゆえにこの記事を書くのに悩みました・・・果たしてわたくしなんか書いて良いものなのかと・・・でもアナトミートレインは知ってて損無し!ぜひ学んでみましょう!