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ジャーランダラバンダで働く椎前筋の機能

 

 

ジャーランダラバンダはあごを引いて喉を締めるバンダです。
この時に働くのが椎前筋です。

 

今回はその椎前筋やそれに関係する姿勢の解説します。

 

椎前筋の機能

 

椎前筋は椎骨の前を走行している筋肉です。
椎骨というのは背骨のブロックのことですね。

 

また、椎前筋は1つではなく4つの筋肉から構成されています。
その4つは以下の通りです。

 

・頭直筋
・外側頭直筋
・頭長筋
・頸長筋

 

 

の4つです。
詳しい筋肉の走行が知りたい方は解剖学の本や他のサイトをご覧ください。

 

この筋肉の主な作用は首を曲げる動作(屈曲)になります。
つまりあごを引く動作になりますのでジャーランダラバンダをした時に働く筋肉と言えるでしょう。

 

ジャーランダラバンダの目的は体内に蓄えたプラーナが抜けないようにするためですが、解剖学的にはあごを引くと頸部が安定します。

 

では、椎前筋が弱化した場合どのような事が起きるのでしょうか?

 

昨今、IT文化が発展してきた為、デスクワークをする人が多くなっています。
主にパソコン作業ですかね?

 

ではその時の姿勢を見てみてください。

 

大体の人があごが上がって背中が丸まった姿勢になってますよね?
頭が脊柱に対して前方にズレていていわゆる猫背です。(イメージしにくい人はパソコンをしている人の姿勢を見てみましょう。)

 

頭が前方にズレた姿勢をフォアードヘッドポスチャー(forward head posure)とも言います。
この姿勢では椎前筋が機能していないと言えるでしょう。

 

この姿勢では様々な問題が出てきます。

 

 

頸部痛

 

頭というのは意外と重たく、ボーリング球くらいの重さ(5〜7キロ)はあると言われています。
この重たい頭を本来ならば脊柱の上に置いて体幹部で支えるのが基本になります。
そうすることで脊柱全体で頭を支えることができるので一部に負担がかかるようなことはありません。

 

しかし、フォアードヘッドポスチャーだと脊柱から頭が前方にズレていますので脊柱で頭を支えることができません。
重たい頭を耐久性の弱い頸部のみで支えることができないので頸部痛を発症してしまいます。

 

また、あごが上がってしまうと頚椎自体が締まらず不安定になってしまいます。

 

次にフォアードヘッドポスチャーの問題点は腹圧の低下です。

 

腹圧の低下

 

フォアードヘッドポスチャーでは胸郭の拡張が出しにくいのです。
実際に背中を丸めて頭を前方にズラして深呼吸をしてみてください。

 

おそらく下位の胸郭の膨らみは出ずに肩をすくめながら呼吸をしたと思います。
この状態だと横隔膜が上手く機能せず、腹横筋や骨盤底筋群と協調して腹圧を高めることができません。

 

そのためフォアードヘッドポスチャーのせいで頸だけでなく腰まで痛めてしまいます。

 

椎前筋は先ほども述べたように頸部を屈曲する作用があります。
つまり、あごを引く動作です。

 

あごを引くとまず頚椎の関節が締まり、頸部自体が安定してきます。
頭の位置も自然と脊柱の上に乗りますので、頸部のみで支えることはなくなるので頸部痛も軽減します。

 

その姿勢では呼吸も胸郭を主導とした呼吸になりますので横隔膜がしっかり働き腹圧も高まるでしょう。
ジャーランダラバンダはこのようにプラーナを抜けないためにするだけでなく解剖学的にもフォアードヘッドポスチャーを改善するのに非常に有用なものなのです。

 

ここまで椎前筋とフォアードヘッドポスチャーについて解説しました。

 

様々なアーサナをする中で自然とあごが上がってしまう人がいますよね?
これでは解剖学的にもよくありませんので修正する必要があるのです。

 

ジャーランダラバンダを単独で練習して椎前筋をしっかり機能できるようにして、アーサナをしている最中も無意識でも椎前筋が使えるようにしてみてください。

 

 

ジャーランダラバンダは頸部の安定化させる機能があります!