僧帽筋のヨガ理論解剖学

 

 

僧帽筋の基礎知識

 

起始

 

僧帽筋上部

 

・外後頭隆起、項靭帯

 

僧帽筋中部

 

・第1〜第6胸椎棘突起

 

僧帽筋下部

 

・第7〜第12胸椎棘突起

 

停止

 

僧帽筋上部

 

・鎖骨外側1/3後縁

 

僧帽筋中部

 

・肩峰の内側、肩甲棘上縁

 

僧帽筋下部

 

・肩甲骨棘三角部

 

作用

 

僧帽筋上部、中部、下部

 

・肩甲骨上方回旋

 

僧帽筋上部

 

・肩甲骨挙上

 

僧帽筋中部

 

・肩甲骨内転

 

僧帽筋下部

 

・肩甲骨下制

 

僧帽筋が収縮するアーサナ

 

三日月のポーズ〜アンジャネーヤ・アーサナ〜

 

イスのポーズ〜ウトカタ・アーサナ

 

三角のポーズ〜トリコーナ・アーサナ〜etc

 

僧帽筋がストレッチされるアーサナ

 

牛の面のポーズ〜ゴームカ・アーサナ〜

 

猫と牛のポーズ

 

うつむいた犬のポーズ〜アド・ムカ・シュバーナ・アーサナ〜

 

 

僧帽筋の解説

 

僧帽筋は上部、中部、下部に分けられる肩の代表的な筋肉です。
名前の由来は僧侶が付ける僧帽から来ています。

 

僧帽筋の主な役割は肩甲骨の上方回旋です。
上方回旋とは後ろから右側の肩甲骨を見た場合、反時計回りに上方に回旋させる動作になります。
そして、上部、中部、下部でそれぞれ異なった役割を担います。
まず僧帽筋上部は肩甲骨を挙上する役割があります。肩を耳に近づける動作と言えばわかりやすいでしょうか。

 

僧帽筋中部は肩甲骨の内転です。肩甲骨内転とは肩甲骨を背骨の方向に引き寄せる動作のことです。僧帽筋下部は肩甲骨を引き下げる下制動作を行います。

 

腕を上げる動作の時に肩甲骨は上方回旋するのですが、この時、僧帽筋上部と前鋸筋という筋肉と僧帽筋下部が協力して働くことにより動作を円滑に行います。
これをフォースカップルと言います。

 

フォースカップルについては別記事で紹介します。

 

僧帽筋上部は特に筋肉が硬くなりやすいいわゆる『肩こり』になってしまいます。
僧帽筋上部由来の肩こりは大まかに2パターンに分類でき、1つが僧帽筋上部が短縮してしまい筋肉自体の伸張性が低下し痛みを出します。
これは普段の姿勢から肩がすくんでいる人に多いです。

 

逆に僧帽筋上部が常に伸ばされて痛みが出るパターンです。
なで肩のような肩が下がっている姿勢の人に多く、僧帽筋上部が弱化してしまい荷物を持った時の重みや腕自体の重みを支えれないのが原因です。

 

肩が下がると僧帽筋上部は常に伸ばされてしまうのでストレスが加わります。イメージで言えばゴムをずーっと伸ばしてたらちぎれてしまうのと一緒です。
あとは僧帽筋上部の血管が元々少ないのが要因だとも言われています。

 

僧帽筋が収縮するアーサナは腕を上げる動作があるアーサナです。
三日月のポーズやイスのポーズ、三角のポーズなどですね。

 

僧帽筋がストレッチされるアーサナは部位によって少し変わります。
僧帽筋上部は肩甲骨を挙上する役割があるので肩甲骨を下制するアーサナです。牛の面のポーズやねじって頭を膝につけるポーズです。

 

僧帽筋中部は肩甲骨内転の役割があるので肩甲骨を外転するアーサナです。猫のポーズが僧帽筋中部をストレッチします。

 

僧帽筋下部は僧帽筋上部の反対の役割なのでストレッチも反対方向に動かします。
これはチャイルドポーズ、うつむいた犬のポーズです。しかし、これらは広背筋も一緒に伸ばすのでダイレクトに僧帽筋下部がストレッチされるかと言ったら微妙な気がしますけどね。

 

 

 

今回は僧帽筋の解説をしました。筋肉は奥が深い!