中臀筋のヨガ理論解剖学

 

中臀筋の基礎知識

 

起始

 

・腸骨外面の前殿筋線と後殿筋線の間

 

停止

 

・大転子の外側面

 

作用

 

・股関節外転

 

・中臀筋前方繊維は股関節屈曲・内旋

 

・中臀筋後方繊維は股関節伸展・外旋

 

中臀筋が収縮するアーサナ

 

半月のポーズ〜アルダ・チャンドラ・アーサナ〜

 

英雄のポーズU〜ヴィーラバドラ・アーサナU〜

 

・賢者のポーズ

 

中臀筋がストレッチされるアーサナ

 

牛の面のポーズ〜ゴームカ・アーサナ〜

 

マリーチ・アーサナ

 

 

中臀筋の解説

 

中臀筋は股関節の筋肉で大臀筋と腸腰筋と並び股関節の代表的な筋肉なんです。
大臀筋が「大」って付くので大臀筋がメインだと思いやすいですが中臀筋も股関節の重要な筋肉です。

 

中臀筋の主な役割は股関節外転です。
股関節外転とは下半身を横に広げる動作のことを言います。

 

この中臀筋が日常生活で働く場面は歩行です。

 

歩行で中臀筋がどのように働くのかと言うと、歩行時の身体の横ブレのコントロールです。
歩くという動作は縦方向に動くことですが、中臀筋が横ブレをコントロールすることでムダなエネルギーを浪費することなく前に進むことができるのです。

 

これが中臀筋が弱化してしまい横ブレを起こしながら歩いてしまうと膝にストレスが加わってしまい痛みが出る原因になります。
このストレスが長い年月を経て関節が変型してしまうこともあります。

 

中臀筋が弱化してしまった場合、片脚立ちの時に足を上げる側の骨盤が床と平行にならず下がってしまいます。
例えば、右脚で立つ時に左側の骨盤が下がってしまいます。この場合は右の中臀筋が弱化しているということになります。

 

この現象をトレンデレンブルグ兆候と言います。覚えていて損はないです。

 

中臀筋はトレンデレンブルグ兆候が出ないように股関節を安定化させるのですが、弱化した時に代わりに大腿筋膜張筋から腸脛靭帯までの長い筋繊維に頼ってしまいます。
これが厄介で長期に渡って頼ってしまうと大腿外側に疲労感を感じたり、膝関節のアライメントを崩して膝に痛みを誘発します。

 

わたくし自身の臨床の経験ではこのような人には中臀筋への正しい収縮させることで改善する印象があります。

 

中臀筋が収縮するアーサナは足を横に広げて持ち上げる半月のポーズや股関節の力を使って支える賢者のポーズです。
英雄のポーズ@の後ろ脚も上手く誘導できたら中臀筋が収縮します。

 

中臀筋がストレッチされるアーサナは股関節を閉じる牛の面のポーズやマリッチアーサナです。

 

 

 

今回は中臀筋の解説をしました。筋肉は奥が深い!