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猫背姿勢では良い呼吸ができない理由

 

ヨガでは呼吸をする前に姿勢を整えることをすると思います。
姿勢を正すことで気持ちの切り替えができ、呼吸に集中できるからです。

 

では、これが姿勢を整えることをせず悪い姿勢のままで呼吸を行うとどうなるでしょうか?
悪い姿勢の代表例と言えば猫背姿勢ですね。

 

今回は猫背姿勢では良い呼吸ができない理由について解説したいと思います。

 

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猫背姿勢が悪い理由

 

猫背姿勢では良い呼吸ができない理由は2つあります。

 

まず1つは下位胸郭を広げることができないからです。
下位胸郭というのは12本ある肋骨の骨盤側にある肋骨達です。
みぞおちの横らへんと言えばわかるでしょうか。

 

これらに付着している代表的な筋肉は腹直筋や腹斜筋群です。

 

腹直筋や腹斜筋群は息を吐き切る時に収縮する筋肉なのですが、猫背姿勢だとこれらの筋肉は短縮してしまいます。
もしくはその逆で腹直筋や腹斜筋群のオーバーユースにより筋肉が短縮してしまい、結果猫背姿勢になります。

 

これらの筋肉が短縮した場合、弊害として息を吸う時の下位胸郭の広がることができず、多くの酸素を取り入れることができなくなります。
実際に猫背姿勢の人の腹直筋、腹斜筋を触ってみるとかなり硬くなってるのがお分かりいただけます。

 

ウディヤーナバンダで腹部を締めてくださいという指示に対して頑張りすぎて腹直筋、腹斜筋に力が入り過ぎてしまうと姿勢は丸くなりますし、吸気で腹直筋、腹斜筋が胸郭の拡張を邪魔しますので気をつける必要があります。

 

2つ目の理由は上位胸郭の拡張ができないからです。
これは猫背姿勢になると大胸筋や小胸筋上腕二頭筋といった筋肉が短縮するからです。

 

上位胸郭の呼吸時の理想的な使い方は胸骨が上前方に拡がることです。
鳩胸になるような感じですかね。

 

胸が膨らんで空気を溜め込むことが大事なのですが、上位胸郭には先程言った大胸筋や小胸筋もいった筋肉があります。
上位胸郭が膨らむ為には当然、これらの筋肉の柔軟性が必要になります。

 

もし、短縮していたら上位胸郭の拡張は上手く行えないでしょう。

 

これらの姿勢になる人はデスクワークのように座って日中パソコンを操作する人に多く見受けられます。
モニターを見ながらマウスを動かし、キーボードをカチャカチャ…

 

すると自然に身体は丸まりあっという間に猫背姿勢になります。
視力が悪い人だとモニターを見るために目をモニターに近づけてしまい、猫背姿勢が顕著になります。

 

大胸筋や小胸筋、上腕二頭筋が短縮している人は仰向けで寝た時に上腕骨頭が床から離れてしまいます。
浮いたままだと身体が床にフィットせずリラックスできないでしょう。

 

このような人が大きく息を吸ったとしても先程述べたように上位胸郭の拡張は上手く行えず、新鮮な空気を取り入れることが難しいです。

 

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この2つの理由から猫背姿勢では腹直筋や腹斜筋が短縮して下位胸郭の拡張が、大胸筋や小胸筋が短縮して上位胸郭の拡張が行えず良い呼吸ができないのです。
別記事(脊柱と呼吸)でも紹介したように脊柱の屈曲は呼気、脊柱の伸展は吸気を促します。
知っていればヨガの指導が変わる?!呼吸と脊柱の関係

 

これらの筋肉は屈曲筋になりますので短縮してしまうと身体全体の伸展ができなくなり効率よく息を吸うことができなくなるのですね。

 

良い呼吸を行う改善ポイントとしては伸展系のアーサナを多く取り入れることです。
コブラのポーズや三日月のポーズなどですね。

 

脊柱の伸展方向への可動域にゆとりを作りつつ、脊柱伸展筋を強化しましょう。
そうすると猫背姿勢は治り、良い呼吸ができるはずです。