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脊柱カップリングモーションをヨガ指導に応用する

 

脊柱というのは小さなブロックが何個も何個も積み重なってできているのは皆さんご存知だと思います。
細かく言えば頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個で脊柱は構成されています。

 

この脊柱ですが、基本的な運動方向は3方向です。

 

屈曲-伸展

 

これは前屈したり後屈したりする前後方向の運動です。

 

側屈

 

身体を横に倒す運動です。

 

回旋

 

身体を捻る運動です。

 

このように脊柱とは3方向に動いています。
しかし、日常生活を思い浮かべてみると1方向だけ動かすだけでなくこの3方向を複合的に動かす場面もあります。

 

例えば、右斜め下の床にダンボールが置いてます。
それを持とうとして前屈をする時、ダンボールは右斜め下にあるのでただの前屈だけでなく身体を捻るという動作も組み合わさっています。

 

この脊柱の様々な運動が組み合わさった動きを「脊柱のカップリングモーション」と言います。

 

 

脊柱のカップリングモーションを知り、指導の幅を広げる

 

この脊柱のカップリングモーションを知ればヨガの指導の幅が広がりますので是非覚えて置いてください。

 

脊柱のカップリングモーションとは先ほども述べたように運動が組み合わせって起きることを言います。
単純に脊柱を横に倒す動作をしているように見えても実は回旋動作も行われているのです。
もちろん回旋動作をしているように見えても側屈の動きが自然に行われています。

 

このカップリングモーションは主に2パターンあります。

 

@回旋動作と側屈動作が同方向で起こる

 

A回旋動作と側屈動作が逆方向で起こる

 

 

もう少しわかりやすく説明すると身体を左に倒す動作(脊柱左側屈)をした場合、身体が左に捻る動作が入ると@になります。
身体を左に倒す動作の時に右に捻る動作が入るとAになります。
この2パターンは脊柱が屈曲位か伸展位かで変わってきます。

 

脊柱屈曲位(丸まった姿勢)で左側に身体を捻ってみてください。
そうすると身体は自然に左側屈が入ってきますよね。(頭が左にズレるはずです)
これが@になります。

 

脊柱伸展位(反った姿勢)で同様に左側に身体を捻ってみてください。
次は身体が右側屈が入ってきます。(頭が右に倒れます)
これはAになりますね。

 

では真っ直ぐ立った姿勢で身体を左に捻ったらどうなるでしょうか。
これは胸椎と腰椎でパターンが変わってきます。

 

胸椎というのは自然に後弯、つまり屈曲位になってますので左側に身体を捻ると左側屈が入ります。

 

腰椎は自然に前弯、つまり伸展位になっているので左側に身体を捻ると右側屈が入ります。

 

胸椎と腰椎で相反する動きをすることで相殺され真っ直ぐな姿勢で綺麗な捻る動作ができるのです。

 

これが脊柱カップリングモーションの大まかな概要になります。

 

ではこの脊柱カップリングモーションの知識をレッスンでどのように応用すれば良いのでしょうか。

 

例えば、身体を捻る動作が苦手な人がいるとします。

 

シンプルに考えれば身体を捻るアーサナを行えば徐々に改善されるでしょう。
より効率よく改善するためには脊柱カップリングモーションの知識を使いましょう。

 

身体を捻る動作は解説したように身体を横に倒す動作も組み合わさっています。
つまり身体を捻る動作を克服するために捻るアーサナにプラスして身体を横に倒すアーサナを入れてみましょう。

 

なので三角のポーズ門のポーズ立位の脇ストレッチなどのアーサナを意識的に取り入れてみてください。

 

ポイントは片側だけ続けてやらないように両側均等に動かすようにしましょう。
そうすると捻る動作がより効果的に改善でき、身体の歪みも修正されるはずです。

 

もちろん身体を横に倒すのを改善するためには捻る動作を同様に入れてみましょう。

 

 

今回は脊柱カップリングモーションについて解説しました。

 

レッスンメニューを考える際はできるだけ身体を捻る系アーサナ、身体を横に倒す系アーサナを入れるようにしてみてはどうでしょう。

 

メニューに上手く取り入れるだけで身体の歪みは効果的に修正されるので参加者がレッスン後の身体がリフレッシュされるのを感じやすいと思いますよ。