癒す心、治る力-自発的治癒とはなにか-

 

 

出版社

 

角川書店

 

オススメする人

 

・ヨガ指導者

 

内容

 

人にはそもそも自ら治る力を持っています。いや人以外の生き物も自ら治る力を持っています。この本では「治る」ことを研究し続けたアンドルー・ワイル博士の自らの体験や臨床経験から具体的な「治る力」の向上方法について書かれています。

 

感想

 

ヨガをする人は必ず「健康」について意識をされます。
ではその時、指導者のあなたは「健康」についてどのような説明をしますか?

 

著者はハーバード大学医学校を卒業したアンドルー・ワイル博士です。

 

大学の四年間で学んだことは病気の根源をふれるものでもなく治癒を高めることでもなく、病気の症状を打ち消すことを学びました。
病気の予防法や健康維持の方法を学ばなかったのです。

 

西洋医学は科学的医学を中心に病気因子に対して外的因子で治療をします。

 

つまりは薬で治すのです。

 

これに博士は違和感を覚え、西洋医学以外の医学を学ぶようになります。

 

薬を用いて治療する西洋医学だけでは限界を感じた博士は東洋医学、アーユルヴェーダなどに着目します。

 

人を癒す心の原点を探すために魔術と宗教と医学を結びつける南米のシャーマンをたずねたこともあったそうです。
東洋医学などは「自然治癒力」を高め、内的因子。つまり自己免疫力を高めることで病気を治すことを大事にしています。

 

この自然治癒力を高める方法は阻害因子の説明、治癒能力を高める食生活などのジャンルから解説しています。

 

本書ではヨガについてあまり触れていませんがヨガ指導者として知っておくべき知識が随所に書かれています。
文庫本ですが、内容も多く読み応えがあります。むしろ時間かけて読まないといけません。

 

わたくし自身もこの本を読んでアンドルー・ワイル博士の考えに触れることで健康への考え方が変わりました。

 

自分の身体は自分で治す

 

これって至極当然のことではありますが、薬が発達してきた現代社会では実は薄れてきている考えかもしれませんね。

 

そんな当たり前の「健康」をこの一冊で学ぶことができ、必ず参加者への言葉がけにつながると思います。
「健康」を知りたい人にはぜひ一読してもらいたい一冊です。

 

 

内容は濃いですが、文庫本なのでカバンに入れて持ち運んで時間がある時に読んでみてはいかがですか?