ヨガの基礎知識

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知足〜サントーシャ〜

 

あなたは現在の生活に不満はありますか?

 

労働環境や家庭環境、友人関係など人によって取り巻く環境は変わりますがそれに対し満足なのか不満なのかどうでしょう。
人は他人と比べることで自分の優劣を決めがちです。?

 

あの人は幸せそうだ。

 

あの人は裕福な生活をしているな。

 

でも、それは他人を比べることで出てしまう感情です。
まずは他人と比べることなく自分と対話をすることが大事です。

 

自分の価値観をしっかり見出せば自ずと自分が何に満足できるのかわかるはずです。

 

そうすれば現状に対する不満は無くなり、変な欲求も出なくなります。

 

今の現状に満足する。

 

今の現状から自分の価値観を再認識する。

 

このように今の現状を見極め、自分の本当に大切なものを見出す心を「知足」と言います。

 

 

今の現状に満足する知足〜サントーシャ〜

 

この「知足」という言葉は禅語から来ています。
京都の龍安寺には「吾唯足知」(吾れ唯だ足るを知る)と彫られた蹲踞(つくばい)があるのは有名ですよね。

 

例えばテレビでグルメ番組をしているとします。
グルメ番組なので高級料亭の料理を紹介しているでしょう。

 

それを見てみなさんは

 

「この料理美味しそうだな…食べたいな…」

 

と思うでしょう。
テレビの制作会社からしたら視聴者にそう思わせるように番組を制作しているのでそう思って当然です。
それがプロの仕事ですからね。

 

テレビを見てその高級料亭を食べたくなったら贅沢するために仕事を頑張るでしょう。
そして、コツコツ貯めたお金を使ってその料理をいただく…

 

これはひとつの目標に向かって頑張っているので別に悪くはないと思います。

 

でも、知足の心があれば考え方が少し変わってきます。
現状を見極めることができるのであれば

 

「ここの高級料亭で料理を食べたいな。でも、自分の本当に大切な時間は家族と普段通りに食事をすることなんだ。」

 

と考えることができるはずですよね。

 

大切なのは不満を抱くことなく今の現状に満足することです。
それができてない場合、あれも欲しいこれも欲しい、あれがしたいこれがしたいと執着する感情が芽生えてきます。

 

最悪、他の人に対しての当たりが強くなり争いごとになりかねません。
もしくは満足できないが故に不安を感じる人もいるでしょう。

 

知足の心があれば物事に執着することを忘れ、満足できないことの不安や焦りも無くなるでしょう。

 

現在、ヨガをされている人の中で身体が硬いことに対して焦りや不安を感じている人もいると思います。
でも、考え方次第では

 

「今は身体が硬くてできるアーサナは少ないけど自分にはまだまだ進歩するゆとりがあるんだな」

 

「焦らず自分のペースでやればいつか身体も変わってくるはず。今のこの状態から変わっていく自分を楽しもう」

 

というような感じになります。
考え次第では現状に満足できるのです。

 

 

今回は勧戒の知足について解説しました。
個人的に非常に好きな言葉です。

 

まずは今に実は十分に満足できることを知り、不満を抱くことがないようにする。
言葉にすれば簡単ですけど実際にしようと思うと難しいんです。

 

でも、そこがこの言葉の良いところですよね。