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ヨガをしたら身体が柔らかくなる理由〜その1〜

 

ヨガをした後、身体が柔らかくなり今まであった重たい感じから解放され身体全体が非常に軽くなります。
ヨガをしているみなさんが経験したことがあります。

 

これは理論で言えばいくつかの要素がありますので今回はその一つについて解説したいと思います。

 

今回キーワードとなるのが「筋紡錘」と「ゴルジ腱器官」です。

 

急激な筋肉の伸長に反応する筋紡錘

 

筋紡錘の機能として筋肉が過度に伸長されるのを防ぐことです。急激に筋肉が伸ばされた時に筋内の筋紡錘が反応して反射的に筋肉が収縮します。

 

この収縮は一種の防衛反応と言えます。

 

例えば、みなさんが電車に乗っているとします。
電車のリズミカルな揺れによって心地よい睡魔に襲われることは誰もが経験しているのではないでしょうか?

 

目を閉じてウトウトしていると頭がカクッとなり目が覚めます。
そのままだと頭が落ちて体勢を崩してしまい座席から落ちてしまいますが、無意識のうちに筋肉が反応して体勢を立て直します。

 

実はこの時に筋紡錘が反応しています。

 

頭がカクッとなった時に首の後ろの筋肉が急激に伸長されます。
先程も述べたように筋紡錘は急激に伸ばされた時に反応しますので首の筋肉が無意識のうちに収縮することで体勢を崩さないようにできるのです。

 

 

なので反動をつけて行うストレッチの場合、筋紡錘が反応して伸ばしたい筋肉が収縮してしまい逆に筋や腱を痛めてしまう可能性があります。
(誤解してほしくないのですが必ずしも反動をつけるストレッチが悪いわけではないのであしからず)

 

ヨガではこのように大きく反動をつけることがありませんので筋紡錘が反応することは無いと言えるでしょう。

 

ゆっくり伸ばすことで反応するゴルジ腱器官

 

筋肉の大部分は骨に付着しています。その筋肉と骨を結ぶ組織として『腱』が存在します。

 

腱の中に『ゴルジ腱器官』という器官があり、この器官は腱が伸張されることで反応します。

 

機能としては筋肉が弛緩するように命令します。
筋肉が長い時間伸張される続けると筋自体が伸ばされることによるストレスを受けてしまいます。

 

ゴルジ腱器官は伸張させる長い時間刺激を受けることで反射的に筋肉を弛緩させます。
ポイントとしては『長い時間、筋肉を伸張させられると反応する』ということです。

 

諸説ありますが20秒〜30秒ほど筋肉を伸長するとでゴルジ腱器官が反応し、筋肉が弛緩すると言われています。

 

ではここでヨガのアーサナを思い返してみましょう。

 

指導者の方針にもよりますが、アーサナを保持する時、ゆっくり長い呼吸を意識します。
この時、最低3回は呼吸を繰り返すと思います。

 

多くの人は一呼吸が約10秒から〜15秒くらいの長さではないでしょうか?(長い人はそれ以上に長い時間をかけます)
そうすると3回ほど呼吸を繰り返すだけで自然にゴルジ腱器官が反応し筋肉が弛緩するように身体に柔軟性を与えてくれるのです。

 

古来から行われているヨガですが、理論的にも非常に理がかなっていることがわかります。