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ヨガでの呼吸の目的

呼吸の目的として一般的にあげられるのがガス交換です。
これは小学校レベルで習うような誰でも知っている知識になります。

 

ヨガでは呼吸の目的としてガス交換の他にも様々な役割があります。

 

@姿勢の安定化

 

A心のコントロール

 

Bプラーナを体内に取り入れる

 

それぞれ解説したいと思います

 

 

@姿勢の安定化

 

良質な呼吸をするためには良い姿勢を保たなければなりません。
なぜなら呼吸は『横隔膜』を使って行います。

 

この横隔膜は胸郭の下部(みぞおちあたり)に付着していて息を吸う時に横隔膜が収縮して胸郭を膨らませます。
そうすることで空気が体内に入ってきてます。

 

逆に横隔膜が弛緩することで胸郭が萎んで体内から空気が押し出されます。

 

しかし不良姿勢ではこの横隔膜が正常に機能しません。

 

例えば背中を丸めた姿勢と姿勢を正した状態で大きく息を吸ってください。

 

背中を丸めた姿勢だと自分が思った以上に空気が吸えないと思います。
これは脊柱が屈曲位では横隔膜が機能せず胸郭を上手く膨らませることが難しいからです。

 

今の説明では姿勢が呼吸に与える影響についてですが、逆も言えます。

 

良質な呼吸が行えると良い姿勢が保てるようになってきます。
これは横隔膜が腹部の筋肉と連動して体幹部の安定化を図ってくれるからです。
腹部の筋肉も同様に胸郭に付着しているため息を吸ったり吐いたりする時に関わっています。

 

良質な呼吸をおこなうということは腹部と横隔膜が活性化され体幹部が安定化し、姿勢自体が安定します。

 

A心のコントロール

 

心は姿勢や呼吸に形となって表現されます。
例えば、何かの試験や発表会の直前だと心が緊張がして呼吸が早くなります。
逆に親しい人と会話をしたり、好きな曲を聴いている時は心がリラックスしているので呼吸はゆっくりになります。

 

このように人間というのは緊張すると呼吸が早くなり、リラックスしていると呼吸がゆっくりになります。
心の変化が呼吸に変化を与えていますが、逆も言えます。

 

呼吸を意識して早く行うことで気持ちのエンジンがかかり気持ちが昂ることができます。
格闘家の中に試合直前で意識して早く呼吸を行う人がいますがはこれは気持ちを昂らせてテンションを上げた状態で試合に挑むためです。

 

そして、意識して呼吸をゆっくり行うことで気持ちを落ち着かせ、気持ちの昂りを抑制することができます。
人生を左右するような試験の前に深呼吸をするのはそのためです。

 

つまり、意識して呼吸をコントロールすることで間接的に心のコントロールができるのです。

 

 

Bプラーナを体内に取り入れる

 

プラーナとは生きている全てのものの生命エネルギーのことを指します。中国思想で言う「気」のイメージで良いと思います。
ヨガの考えでは私たち生き物の生命活動はプラーナがあるから行えていると考えています。

 

このプラーナは空気、水、食物、光などの中に存在しています。
もし仮にこれら一つでも欠けてしまったら生命活動が難しく、いや不可能になってしまいます。

 

ヨガの呼吸では空気中のプラーナを体内に取り入れます。
そうするこたで体内はプラーナが駆け回り、生命力に溢れた身体になるのです。

 

このようにヨガではただガス交換をするのではなく多くの目的があるのです。