何も語らない、無言というヨガ指導法

 

ヨガの指導する際、基本的には指導者が動作の説明を話しながら、実際にアーサナの形を見せます。

 

言葉選びのセンスがある指導者はスタジオ内を移動しながら言葉だけで参加者をアーサナへと導きます。
これは熟練した指導者が行うレベルの高い指導方法ですね。

 

でも、時には何も語らない無言もヨガ指導にとって非常に有効です。

 

どのグループエクササイズもそうですが、基本的には指導者が話さないといけません。
理由は以下の通りです。

 

・エクササイズの効果を説明しないといけない

 

・エアロビクスやダンス系のエクササイズでは指導者の声かけで動きにリズムを作る

 

・ハイテンションな声かけをすることで場を盛り上げる

 

特にエアロビクスやダンス系のエクササイズでは指導者が終始声かけをしないとそのグループエクササイズはつまらないものになってしまうでしょう。

 

しかし、ヨガの場合はそうではありません。
あえて何も語らない、無言という指導法があります。

 

理由はこうです。

 

 

@自分の世界に入り込んでもらう

 

ヨガというのは内観することがメインです。
自分が今ここにいるということを感じてもらうのが大事になるのですが、声かけが多すぎると指導者の声によって内観することが難しくなってしまいます。

 

アーサナをキープする時はあえて何も語らず、参加者にどこの部分に力が入っているのか、呼吸のリズムは変わっていないか、左右で動きやすさが違うかなどの内観する時間を作ってあげるのです。

 

そうすることで教室にメリハリができてより効果的なものになるでしょう。

 

A余韻を残す

 

これはどっちかと言うとアクティブに動かすアーサナではなくて屍のポーズや瞑想の時などの心身がリラックスするアーサナをより効果的なものにします。

 

余韻…
余韻とはこのような意味があります。

 

1 音の鳴り終わったのちに、かすかに残る響き。また、音が消えたのちも、なお耳に残る響き。

 

2 事が終わったあとも残る風情や味わい。

 

3 詩文などで言葉に表されていない趣。余情

 

 

この場合、2に近いかもしれませんね。

 

しっかりとヨガのプログラムの最後に屍のポーズをしながら心地良い疲労感や全身が大地に溶けていくような脱力感を余韻を残しながらリラックスさせるのです。

 

この時に言葉はいりません。

 

ポイントは言葉じりです。

 

言葉じりを上手くチョイスし余韻を残すのです。
水面に石を落とすことが指導者の声かけだとしたら水面に浮かぶ波紋は余韻になります。

 

なので中途半端な言葉じりで終わってしまうと参加者は違和感を感じてしまいます。
あとはあまり言葉が長すぎてもいけないでしょう。

 

上手く言葉をチョイスし参加者が余韻に浸れるように心掛けてみましょう。

 

 

今回は無言という指導法を解説しました。
ヨガ指導者の人は大変熱心な方が多いので参加者に伝えよう伝えようと気持ちが空回りしてしまいがちです。

 

そこをあえて無言という指導をしてレッスンにメリハリをつけてみてはいかがですか?

 

 

・・・・・。