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時間帯によってレッスンメニューを変える

 

指導する上でひとつのポイントになるのがアーサナの組み立て方です。
今回は時間帯によってアーサナの組み立て方の解説をしたいと思います。

 

ここでポイントになるのが自律神経です。
自律神経は大まかに分けると交感神経と副交感神経に区分することができます。
(自律神経に関しては別カテゴリーで詳しく解説します。)

 

交感神経は主に「緊張」を高める性質があります。
仕事や勉強、スポーツなどの日中活動をする時に働きます。

 

副交感神経はは主に「弛緩」する性質があります。
リラックスしている時や睡眠時に働きます。

 

自律神経の簡単な説明ではありますがアーサナの組み立て方で非常に重要になってきます。

 

呼吸と自律神経の関係

 

 

例えば朝起きた時に最初にすることは何でしょうか?
息を大きく吸いながら身体を大きく伸ばすと思います。

 

この行動は息を吸いながら身体を伸ばすことで身体のエンジンをかけているのです。

 

では過度に緊張するような場面になった時(入試試験や入社試験)に人はどのような行動をするでしょうか。
手の平に「人」と書いて飲み込んで落ち着かせるという方法もありますが一般的に深呼吸をするという方法です。

 

過度の緊張状態になると吸う息が優位になってきます。
深呼吸を行うことで吐く息を意識することで気持ちを落ち着かせます

 

吸う息というのは身体や気持ちに活力を与え、吐く息というのは体や気持ちをリラックスさせる効果があります。

 

このように人は呼吸を利用して無意識のうちに自律神経のバランスを整えています。

 

呼吸と脊柱の動きがリンクする

 

 

そして、呼吸と脊柱の動きは大きく関わってきます。
先程も例で出しましたがその場で大きく深呼吸を行ってみてください。

 

どのような深呼吸をしたでしょうか?

 

おそらく大半の方が背筋を伸ばし胸を広げながら息を吸って、背中を丸めながら腕を閉じて息を吐いたと思います。
ちなみに息を吸う時の脊柱の動きを「伸展」と言い、息を吐く時の脊柱の動きを「屈曲」と言います。

 

この深呼吸の時の脊柱の動きが非常に重要になってきます。
つまり脊柱を伸展するという動作は息を吸うことを促し交感神経を活性化させます。
逆に脊柱を屈曲する動作は息を吐くことを促し副交感神経を活性化させるのです。

 

この理論がアーサナの組み立て方に大きく役立つのです。

 

脊柱の動きを意識してアーサナを組み立てる

 

午前中のレッスンであれば一日の始めとして交感神経を優位にして心身に活力を与える必要があります。
先程の理論で言えば脊柱の伸展するアーサナを多めに組み込み、息を吸うことに集中するように声かけをします。
ヨガの概念で言えば大気中のプラーナを身体に取り入れるということでしょうか。

 

コブラのポーズ、英雄のポーズ、東のストレッチなどの脊柱の伸展系のアーサナを意識的に組み込んでみてください。

 

ナイトレッスンであれば日中活動をして交感神経が優位になった心身を副交感神経を優位にしてリラックスさせる必要があります。
脊柱の屈曲するアーサナを多めに組み込み、普段より長めに息を吐くように声かけをします。

 

長座前屈、開脚前屈、子供のポーズなどの脊柱の屈曲系のアーサナを組み込みましょう。

 

このように時間帯によって交感神経か副交感神経のどちらを優位にしたいのかを意識してメニューを作成してみてください。